我が国の淵源は、古事記・日本書紀といった神典に記されているように、神代まで遡ることができます。そして、国の肇(はじめ)に際して、高天原の神々より、万世一系の天皇陛下を中心に神々の大御心を奉じ実現していく国であるよう、尊いお示し(神勅)を頂いております。このお示しに従って歩んでいくのが我が国のあり方・国柄です。
我が国がその本来のあり方、つまり、神々の大御心を奉じ、実現していくためには、国民精神の清明浄潔が不可欠となります。国民それぞれが、物質に偏重した誤った考え、分を超えた卑しい欲望、自分さえよければという自己中心的な思い、こう行った諸々の罪穢れを祓い清め、神々の大御心を正しく感受し、明るく素直に実行していくことが必要となります。ここに、禊祓(みそぎはらい)を広く、国民の間に普及させる意義、必要が生じ、禊之宮の設立の趣旨・目的もここに存在します。